キャリアコラム

スタートアップ/ベンチャー企業にとって【Career Wake】が必要である理由

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このキャリアコラムでは、「スタートアップ/ベンチャー企業」への転職を考えている方に向けて、キャリアデザインの考え方やスタートアップ/ベンチャー企業のリアルな状況、転職成功者の実例、転職活動のノウハウ、転職市場のトピックなどをお伝えしていきます。

第3回目の今回は「スタートアップ/ベンチャー企業」自身にとって、【Career Wake(以下、キャリアウェイク)】のような「スタートアップ/ベンチャー企業」の求人だけを取り扱う転職サイトが必要である理由について書かせていただきます。

採用手法の整理

まずスタートアップ/ベンチャー企業が実施している採用手法は、一般的に以下の5つに分類できます。(転職サイトでダイレクトリクルーティングができたり、ダイレクトリクルーティングといっても求人情報を掲載できたりするので、厳密には転職サイトとダイレクトリクルーティングのサービスは一部重複しています。)

  1. 人材紹介(リクルートエージェント、パーソルキャリアなど)
  2. 求人広告(リクナビ、マイナビなど)
  3. ダイレクトリクルーティング(ビズリーチ、wantedlyなど)
  4. リファラル(社員紹介など)
  5. 直接応募(自社採用ホームページなど)

※上記の採用手法は一般的に上から順に「高コスト」な採用手法となっています。もちろん数百万円規模の求人広告があったり、高い費用を掛けて自社の採用ホームページを構築したりと、例外的な事例は存在します。

海外ではビジネス用SNS「LinkedIn」を使っての採用活動も活発ですが、日本においては利用者数が少なく、一般的な採用手法としては用いられていません(海外拠点の採用や外国籍の方の採用をする場合は別です)。また日本ではFacebookがビジネス用SNSとしての機能を果たしている側面がありますが、まだFacebookで人材を採用したという事例はあまり多く聞きません。

採用手法の現状

以上のように様々な採用手法が存在しますが、大前提としてスタートアップ/ベンチャー企業における人材採用の大きなボトルネックは「知名度」です。知名度があれば、最も低コストな採用手法である「5.直接応募」を活用できますが、自社の採用ホームページからのエントリーだけで採用が賄えているようなスタートアップ/ベンチャー企業は聞いたことがありません。(賄えている場合は既にスタートアップの域を超えて、ユニコーン企業となっている場合が大半です。)そのため人材紹介会社に個別に候補者を探してもらったり、ダイレクトリクルーティングで人事担当者が多くの時間を掛けてスカウトメールを送ったり、高コストな採用手法に頼らざるを得ないのが現状です。

しかし人手不足の現代においては、人材紹介や求人広告で取り扱われている求人は多数あり、スタートアップ/ベンチャー企業の求人は埋もれがちです。ビズリーチやWantedlyも目新しさからスタートアップ/ベンチャー企業にとっては有効な採用手段でしたが、ビズリーチは戦略的に大手企業や官公庁、地方自治体などの求人を推しているため、スタートアップ/ベンチャー企業の求人は埋もれつつあり、WantedlyはFacebookでつながりのある人へのアプローチがメインのため、時間とともにアプローチ対象が減り、徐々に手詰まり感が出てきているように感じます。

さらにスタートアップ/ベンチャー企業の人材採用にとって影響が出始めているのが、転職者の「スカウトメールやヘッドハントメールへの慣れ」です。以前は「非公開求人のご案内」、「ヘッドハンティング」、「社長からの直接スカウト」など耳障りの良い言葉が記載されている人材紹介会社や企業からの直接スカウトメールは転職者の反応は良かったのですが、徐々に転職者が慣れてきたのと、一部は内容の伴わない誇張表現があったりして、今は反応が悪くなっています。一時期は人材紹介会社(転職者から見れば転職エージェント)から紹介された求人だけエントリーしているという転職者が多かったですが、最近は優秀な方ほど自ら情報収集し、自主的にアプローチしたり、人材紹介会社に興味のある企業を直接リクエストしてきたりしています。

今、スタートアップ/ベンチャー企業に必要な転職サービス

そういった状況の中で転職者からは「スタートアップ/ベンチャー企業へ転職したい場合、どのサービスを使うのが良いのか?」という疑問が出始めています。スタートアップ/ベンチャー企業に強い人材紹介会社でも取り扱っている求人は偏りがあるし、一般的な求人広告(転職サイト)ではスタートアップ/ベンチャー企業の求人を探しにくいし、スタートアップ/ベンチャー企業で働いている知り合いが少ないのでWantedlyでは見つけにくい…。こんな悩みを持っている転職者が増えてきました。

しかしこのように最初から「スタートアップ/ベンチャー企業への転職を考えている」という人は、スタートアップ/ベンチャー企業にとっては格好のターゲットです。スキルや経験はさることながら、それ以上にスタートアップ/ベンチャー企業で活躍するためには意欲や意思、覚悟などのマインド面の方が重要です。ターゲットは絞られますが、最初から「スタートアップ/ベンチャー企業専門の転職サイト」と謳っておけば、サイト登録者はマインド面でスタートアップ/ベンチャー企業で活躍する素養を持っている可能性が高くなります。

以上のような転職サービスや転職者の状況変化から、スタートアップ/ベンチャー企業の採用において「専門の転職サイト」の必要性を感じ、当初からキャリアウェイクは「スタートアップ/ベンチャー企業専門の転職サイト」と謳って、サービスを展開しています。

今回は「スタートアップ/ベンチャー企業」自身の立場に立って、キャリアウェイクが「スタートアップ/ベンチャー企業」の求人だけを取り扱う理由を説明させていただきました。次回は「スタートアップ/ベンチャー企業」の求人だけを取り扱うキャリアウェイクにおいて、なぜ「すべての企業の社長インタビューが掲載されている」のか、その理由について書かせていただきます。

Attack株式会社
代表取締役 村上篤志

※中途採用をお考えのスタートアップ/ベンチャー企業の採用担当者の方こちら

※スタートアップ/ベンチャー企業への転職をお考えの方こちら

※キャリアウェイク【Career Wake】に掲載されている社長インタビューこちら

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